日本からミャンマーを訪れる方のほとんどが『ヤンゴン国際空港(Yangon International Airport)』を利用すると思います。
初めての国ではまず「空港から市内中心部までは簡単に行けるの?」「夜でも安全なの?」といった不安を抱く方も多いのではないのでしょうか。
そこで今回は・・
・ヤンゴン国際空港から市内中心部(ダウンタウン)への3つの移動方法
・簡単で安い!夜でもオススメのエアポート・バス
以上について、料金・所要時間などを比較しながら注意点など詳しく解説します。ミャンマー訪問の際は、ぜひ参考にしていただければと思います♪
※注意:2021年2月現在の情報です。1MMK=0.077円で換算。
ヤンゴン国際空港から市内への行き方
ヤンゴン国際空港(空港コード:RGN)は、市内中心部から北に約16kmの場所に位置しています。
ヤンゴン国際空港(RGN)の場所
第1・第2ターミナル(T1・T2)が国際線、第3ターミナル(T3)が国内線です。
※最新の空港情報は 公式ホームページで。
ヤンゴンの市内中心部は、ダウンタウン(Down Town)と呼ばれるエリアになります。
街のランドマーク「スーレーパゴダ(Sule Pagoda)」が中心に立ち、活気にあふれた観光の拠点となる場所です。
ダウンタウンの場所
料金・所要時間の比較表
空港から市内中心部(ダウンタウン)への行き方は、以下の3つの方法があります。
空港からダウンタウンの中心「スーレーパゴダ」までで比較します。
料金 | 所要時間 | 運行時間 | |
---|---|---|---|
エアポートバス |
500チャット (約39円) |
※約40分~1時間半 |
24時間 |
タクシー |
9,000~13,000チャット (約700~1,010円) |
※約40分~1時間半 | 24時間 |
Grabタクシー |
7,000~10,000チャット (約540~770円) |
※約40分~1時間半 | 24時間 |
表を見て分かるように、バスもタクシーもほぼ同じ道を通るので、バスの方が乗降りで停車している分若干遅くなる程度で、所要時間はさほど変わりません。
また、どちらも24時間運行なので、【運賃の安い方を選ぶ】か…【直で目的地に行ける方を選ぶ】か…が判断ポイントと言えるでしょう。
ちなみに、私がエアポートバスを利用した際の所要時間が↓こちら。
<空港→市内>20時頃発で40分
<市内→空港>15時頃発で50分
ヤンゴン国際空港から市内【バス移動】
ヤンゴンの路線バス‟YBS”(=Yangon Bus Service)の1つで、ヤンゴン国際空港~ヤンゴン中央駅を結ぶ路線を走っているのが、 白と赤の車体(上の写真)の【エアポート・バス】です。
※最新の情報は 公式Facebook(英語)で要チェック!
目的地がバス停から遠い、または一切歩きたくない!という人でなければ、かなりオススメです!
(※エアポートバス利用後、バス停から宿泊先までタクシーに乗るのも一つの手段!)
ヤンゴン国際空港【バス乗り場】
国際線到着ロビーから建物の外に出たら、ひたすら左に進みます。
ケンタッキーを通り過ぎ、4番出口まで来ると横断歩道があるので渡ります。
更に、渡った先の歩道を左に進みます。
階段の登り口を通り過ぎた先に「バス乗り場」があります。(ちょうど3番出口の向かいです!)
バスの乗り方・注意点
※おつり・両替のシステムは無いので、ピッタリない場合は他の乗客と精算することになります。前もって空港の売店などで小銭を用意しておきましょう!
(例:自分が1,000チャットしか持っていない場合、次の乗客から500チャットを貰い、料金箱には1,000チャットを入れる)
■□ バスの乗り方 □■
前方の扉から乗る
↓
運賃[500チャット]を運転席横の料金箱に入れ、好きな席に座る
↓
目的地に近づいたら、扉付近にある赤いボタンを押す
↓
目的の停留所に着いたら、後方の扉からそのまま降車する
[停留所を表示するモニター]は英語ではなく、ビルマ語表記なので・・
降車するバス停が分からない場合は、運転手や周りの乗客に目的地を伝えておくと、誰かが停留所を教えてくれるので心配はいりません!ミャンマーの方はとても親切です!
もちろんGPSで位置を確認しておけば、まず迷うことは無いと思います。
バスの路線・停留所
空港と中央駅を結ぶ路線は、2つのルート(赤ライン・緑ライン)で運行されています。
1つ目の赤ラインは、インヤー湖の東側のカバーエーパゴダ通り(Kabar Aye Pagoda Road)経由のルートです。
市内中心部ダウンタウンに行くのであれば、★印のスーレースクエア(Sule Square)かスーレーパゴダ(Sule Pagoda)で降りてください。
- YGN International Airport
- 8 Mile Junction
- Yangon Hotel
- Nawaday Cinema
- Kabar Aye Pagoda
- Sedona Hotel
- Myanmar Plaza
- Melia Hotel
- Excel Hotel
- Shwe Gone Dine
- Shwedagone Pagoda
- Zoological Garden
- Park Royal Hotel
- Thamada Cinema
- Shangrila Hotel
- ★Sule Square
- ★Sule Pagoda
- YGN Railway Station
2つ目の緑ラインは、インヤー湖の西側のピィ通り(Pyay Road)経由のルートです。
こちらは市内中心部ダウンタウンに行くのであれば、★印のジャンクションシティ(Junction City)で降りてください。
- YGN International Airport
- Miles Ocean
- Miles Junction
- Mile Hotel
- Ady Junction
- LOTTE HOTEL
- Innya Kan Boung
- KBZ Head Office
- Junction Square
- Dagon Centre
- TawWin Centre
- City Mall(St.John)
- General Hospital
- ★Junction City
- YGN Railway Station
ヤンゴン国際空港から市内【タクシー移動】
バスよりは割高ですが日本と比べればかなり安く、目的地まで一切歩く必要がないので、荷物が多い人や目的地まで直で向かいたい人に向いています。
流しのタクシーを利用しても危険な国ではありませんが・・
ミャンマーのタクシーは、メーターが無く運賃はドライバーとの交渉制です!
外国人料金を請求してくるドライバーもいるので、乗車前には必ず相場の料金か確認し、ぼったくりなどの被害にあわないよう十分に気をつけましょう!
言葉の問題もあるので、宿泊先の住所(ビルマ語が望ましい)を準備しておいて見せると、スムーズに交渉できるのでオススメです。
Grab(配車アプリ)
タクシーを利用するのであれば、やはり東南アジアでは主流の配車サービス「Grab」がオススメです!
アプリ上で目的地を設定できるので運転手とのやり取りが必要なく、事前に所要時間と料金が分かるのでぼったくられる心配もありません。
登録しておけばクレジットカード払いもでき、流しのタクシーより安く乗車できます。
ただし、インターネット環境が無ければ利用できません!
現地で使えるSIMカードか、海外レンタルWi-Fiを用意する必要があります。
今では海外でも空港やホテル、カフェなどでは無料で「フリーWi-Fi」が利用できます。
しかし、電話番号の登録が必要であったり…30分の時間制限があったり…不便な点が多いのも事実。何より!セキュリティの安全性が無いのが怖いところですよね。
いつ何が起きるか分からない海外旅行には、日本と同じようにネットが使える環境は重要です!海外旅行の際は、簡単で安心の海外レンタルWi-Fiをぜひ検討してみてください。
まとめ
ヤンゴン国際空港から市内中心部(ダウンタウン)への行き方は、【エアポートバス】【タクシー】【Grab】の3つの方法があります。
やはりオススメは、全区間一律500チャット(約39円)と格安の【エアポートバス】です!
24時間運行で所要時間もさほど変わらないのに、タクシーの10分の1以上の安さ!というのはかなり魅力的です♪
荷物の多い人や直で目的地に向かいたい人は、必然的にタクシー利用になるかと思いますが、運賃はドライバーと交渉制なので、トラブルを避けるためにも配車サービスアプリ「Grab」の利用がおすすめです。
旅のスタイルに合わせて最適な移動手段を選び、素敵なミャンマー滞在をスタートさせてくださいね♪
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