ミャンマー観光では外せない名所、『ゴールデンロック』をご存じですか?
黄金に輝く大きな岩が、いまにも転げ落ちそうで落ちない状態を保っている
・・という、何とも不思議な光景を目にすることができるゴールデンロックは、国民の9割が仏教徒だというミャンマーでは、大切な巡礼の聖地とされています。
しかし、このゴールデンロック、女性は触れることが禁止されているのだとか…。
そこで!この記事では、
・ゴールデンロック観光の注意点や参拝方法
・ゴールデンロックが落ちない理由
・ゴールデンロックは日帰り・宿泊どちらがオススメか
以上について詳しく紹介していきたいと思いますので、ミャンマー訪問の際はぜひ参考にしてみてください。
※注意:2021年2月現在の情報です。1MMK=0.078円で換算。
ゴールデンロックとは?
【黄金(=ゴールド:Gold)に輝く岩(=ロック:Rock)】
その見た目から、「ゴールデンロック(Golden Rock)」という名で広く知られてはいますが・・・正式名称は、『チャイティーヨー・パゴダ(Kyaikhtiiyo pagoda)』です。(=以下、「ゴールデンロック」とする)
ゴールデンロックは、ヤンゴンから北東に約200km、山の頂上にある「チャイティーヨー(Kyaikhtiyoe)」という町にあります。
ゴールデンロックがある場所
ミャンマー観光では、ぜひ訪れたい名所ではあるのですが、ヤンゴンから片道約5時間と・・気軽には行けない場所に位置しています。
しかし、仏教徒が9割を占めるミャンマーでは、ゴールデンロックは神聖な巡礼地なので、観光客だけでなく多くの国民が参拝に訪れます。
【ヤンゴンからゴールデンロックへの行き方】は▼この記事を参考に!
落ちそうで落ちない神秘の岩
いまにも転げ落ちそうで落ちない、何とも不思議な状態で鎮座する巨大な岩は、
【高さ】6.7メートル
【周囲】25.6メートル
更に、この巨大な岩の上に仏塔が建てられています。
岩の隣に立つ人たちと比較して見ると、いかに大きいかが分かりますね。
ゴールデンロックが落ちない理由
言わずと知れた地震大国である日本ほどでは無いものの、ミャンマーでも数多くの地震が発生しています。
しかし、大地震の際に損壊する仏塔がある中、不思議なもので…ゴールデンロックは不安定な崖から転げ落ちることもなく、なんと!”浮いていた”…という逸話まで残っています。
ゴールデンロックが落ちない理由として現地で信じられているのが・・・
…というものですが、その真偽は定かではありません。
ただ、実際にゴールデンロックを目の前にすると、その不思議な力の話を信じずにはいられなくなるほど、何とも神秘的な光景がそこにはひろがります。
ゴールデンロック観光の注意点と参拝方法
チャイティーヨーからゴールデンロックの行き方
ゴールデンロックは、山の頂上にある町「チャイティーヨー(Kyaikhtiyoe)」に到着後、人の流れに沿って15分ほど歩いた所にあります。
▼チャイティーヨーまでの行き方は、こちらの記事を参考に!
人力で担いで運んでもらえる駕籠のような乗り物があったり、荷物を運んでくれる人もいます。
途中、チェックポイントがあるので、ここで外国人は入場料を支払います。
料金は10,000チャット(約780円)、引き換えに渡される入場カードを首から下げましょう。
(ちなみに、同じアジア人でも日本人はすぐ見分けられてしまうので、現地の人に紛れて通過しようとしても…ムダです!笑)
更に歩き進むと見えてくるのが・・ゴールデンロック(チャイティーヨーパゴダ)の入り口です。
ここから先は、土足厳禁になります!!
日差しの強い日は地面がとても熱くなるので、足の裏のやけどに十分気をつけましょう。
裸足で参道を進んでいくと、ゴールデンロック目前の広場に到着します。
この広場で一夜を明かす参拝者も多いそうなのですが、
テントを張って、シートをひいて、飲んで…食べて…寝て…って、くつろぎ過ぎじゃ…!?と思ってしまう光景も面白いので注目です!!
日本で言えば・・伊勢神宮の拝殿手前で、シートを広げてピクニックしているようなものですからね・・笑
そんな現地の方々を横目に広場を通り抜けると・・ようやく!
ドドーーン!と、金色に光り輝くゴールデンロックが姿を現します。
断崖の上で、傾きながらも落ちることなく鎮座するその姿は、とても神秘的です。
岩の下側から見ると、より迫力と自然の驚異を感じられるのでオススメです!
時折り剥がれた金箔が風にのって舞い、線香の香りと共にお経がきこえてきます。そして、そこには熱心に祈りをささげる人々の姿があります。
これぞ現地に足を運ぶからこそ感じられる、篤い信仰の中心にある真のゴールデンロックの姿です!
ゴールデンロックがある山頂(標高約1,000メートル)からの景色もお見逃しなく!
ゴールデンロックの参拝方法
ゴールデンロックは、仏教徒にとって大切な崇拝の対象であり神聖な場所です。
観光目的であっても、訪れたらまずは静かに参拝しましょう。
お布施として金箔を貼ることは、まさに”徳を積む”行為とされているので、ゴールデンロックでも金箔を貼って参拝する人が後を絶ちません。
残念ながら宗教上の理由から、岩に金箔を貼り拝むことができるのは男性のみ。
女性は、岩に触れるどころか…近づくことさえ許されていません。数メートル離れた礼拝所から、岩に向って祈りを捧げましょう。
ちなみに男性が金箔を貼る際、荷物は全て預ける必要があるので気をつけましょう。
金箔は広場にある売店で、1セット2,000チャット(約160円)で購入できます。
ゴールデンロックおすすめは日帰り?宿泊?
ゴールデンロックへ行く場合、日帰りか宿泊か迷う人も多いでしょう。
ベトナム随一の観光名所であり世界遺産にも登録されている「ハロン湾」同様に、ゴールデンロックも朝・昼・夕・夜と時間帯で表情を変えるのが魅力でもあります。
関連記事 世界遺産『ハロン湾』日帰り現地ツアーに、女1人で参加してみた!
日中の太陽の光に照らされて輝く金色のゴールデンロックは、青色の空とのコントラストがとても美しく…、夕焼けに染まる姿はより神々しく…、ライトアップされ夜の暗闇の中に浮かび上がる姿は、何とも幻想的です。
また、朝のご来光とともにゴールデンロックを拝めば、より一層清々しい気持ちになることでしょう。
結論から言えば・・
「宿泊」での観光は、全時間帯のゴールデンロックが是が非でもみたい人のみ!
それ以外の方には、私は「日帰り」での観光をオススメしたいと思います。
ゴールデンロックは日帰りがオススメ
理由は、2つです!
山頂の町「チャイティーヨー」には、ゴールデンロック以外、参道の露店や北側の小さな集落くらいしか観るものがありません。
参拝や写真撮影…等々、1,2時間の滞在でも十分観光はできるので、むしろ現地の人のようにピクニックでもしない限り時間を持て余してしまいます(笑)
『ハードスケジュールになるから、日帰りはキツイ!やめた方がいい!』
といった声もありますが・・実際に私は、日帰りでゴールデンロックに行き、やることが無くなって復路のバスを早い時間に変更したくらいです!
▼タイムスケジュールと感想をまとめているので、見ていただければ分かると思います。
参考記事 【ミャンマー】ヤンゴンからゴールデンロック日帰りでの行き方!
山頂の町「チャイティーヨー」のホテルは、質の割には料金が高めです。ヤンゴンでは数百円で宿泊できてしまう物価でありながら、一泊数千円と桁違い…。
…かと言って麓の町「キンプン」に滞在すると、夜間は山頂へ向かうトラックが運行していないので、必然的に夜の暗闇の中に浮かび上がる姿を見ることはできません。
例えば、【空】も青空・夕空・星空…など、天候や時間帯によって様々な表情を見せますが、それぞれに違った魅力があり、どれひとつとっても美しいですよね。
それと同じです!日帰り観光では、日中のゴールデンロックの姿しか見られませんが、それでも感動を覚えることは間違いありません!
ミャンマーにはゴールデンロックだけでなく、バガンやマンダレーなど他にも名所がたくさんあり、ただでさえミャンマー観光には日数がかかります。
よっぽど時間に余裕があるか…、他の観光を削ってでも全時間帯のゴールデンロックが是が非でもみたい‼…か、そうでない場合は他の名所訪問へ時間をまわしましょう。
まとめ
ゴールデンロック【正式名称:チャイティーヨー・パゴダ(Kyaikhtiiyo pagoda)】が落ちない理由として現地で信じられている”仏陀の力”。
その話を信じずにはいられなくなるほど、黄金に輝く巨石が鎮座する光景は神秘的です。
ゴールデンロックは、時間帯で表情を変えるのが魅力でもありますが、私は日帰り観光をオススメします。ミャンマーを訪れた際は、ぜひ足を運び自然の驚異と篤い信仰にふれてみてください。
ただし、土足厳禁や女人禁制など現地のマナーはしっかり守りましょう!
▼まずはミャンマーがどんな所か、ガイドブックで旅行気分を味わおう♪
コメント
こんにちは
ゴールデンロック 今回初めて知りました!
神々しくてとてもいい雰囲気ですね
注意事項もわかりやすく説明してくれていて
こういう注意事項はほんとに助かります♡
理由がはっきりし書かれているので 自分がどうしたいか決めやすいし
思った感じと違った などとガッカリしなくて済みます
女人禁制でも 離れたところからでもぜひ拝んでみたいものです
コロナあけ 行きたい旅先の1つになりました
ありがとうございます
ことぶきさん、コメントありがとうございます(^^)
少しでも誰かの参考になる情報をお届けできればと更新しているので、ことぶきさんのコメントとても嬉しかったです!
ジェンダーレスが当たり前になりつつありますが、女人禁制これもその国の文化・宗教ですからね(^^;
ミャンマーは見所がつまった国です♪
コロナが終息して、ころぶきさんが行ける日がくるのを願っています(^^)